Mrs.J ミナミ (ミセスジェイ)
東心斎橋 熟女キャバクラ
大阪府大阪市中央区東心斎橋2丁目3番17号 パピヨンビル 3F
TEL:06-4963-3720
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深夜
2026年09月14日 07時00分

私の記憶はここから始まる。
気づいた時には父も母もいなくなっており、
何が起きているのか分からないまま、
私は薄暗い部屋の中で立ち尽くしていた。
父の異変に気づいた母が、
救急車を呼んだ後だった。
数日後、
父に会うために病院へ。
病室の前にかけられていた「面会謝絶」という札。
意味は分からない。
それでも、
赤い文字だけが怖かった。
(父が会えない場所へ行ってしまった)
幼い私にはそんな気がした。
ようやく面会が許された時、
父はベッドに横たわっていた。
(お父さんだけど、お父さんじゃない)
そう思った。
目の前にいるのは同じ父のはずなのに、
近づくことさえできずにいた。
第4話 残された家族
父は出勤前になると、
お気に入りのラジオを流しなら、
決まって鏡の前に立つ。
専用のコームで髪をとかし、
きっちりと七三に分ける。
幼い私にとって、
その姿こそが「お父さん」だった。
だから病室で見た父は、
私の知っている父とは別人のように見えた。
面影
病院の自動ドアが閉まる。
廊下を進んでいくと、
体にまとわりつく重苦しい空気に、
消毒液のにおいが絡みつく。
外とは違う世界へ入った気がした。
母にくっつきながら病室へ向かう。
小さな個室の中央には、
大きなベッドが一つだけ置かれていた。
父は目を閉じたまま、
動かない。
身体には見たこともない管や機械がつながれ、
短く刈られた髪の生え際には、
痛々しい手術の跡が残っていた。
胸まで掛けられた真っ白な布団。
その白さも、
父をさらに遠い存在に見せていた。
私はベッドから少し離れた場所に立ったまま、
目線の高さにあった父の顔を見つめていた。
近づくことも、
声をかけることもできなかった。
母が静かに言った。
「お父さんの手を握ってあげて。
きっと伝わるから。」
私は小さく息をのんだ。
怖かった。
父なのに。
創作大賞2026 応募作
「実録 私の可能性」

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プロフィール
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