初めから終わりまで - きいちゃん - Club JASMINE・ジャスミン - 大船のクラブ/ラウンジ
Club JASMINE (ジャスミン)
大船 クラブ
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初めから終わりまで
2024年03月29日 18時00分
『願わくは 花の下にて 春死なむ
その如月の 望月の頃』
「山家集」より 西行
その心の不安定さを恋だと知ったのはいつだったろうか。
ときめきというよりは随分と苦しかった気がする。
思えば初恋はままごとの様なものだった。
付き合い始めてから暫く何だか照れ臭くて相手を直視出来ずデートが終わった後で顔を思い出そうとしても思い出せないのである。
何が好きだったのかも覚えていない。
けれど確かに好きだった。
もうその頃の気持ちは忘れてしまったが、きっと彼女も何処かで元気にやっているのだろう。
そこから暫くして私はバンドマンであった。
バンドマンはモテる。
ステージには魔法がある。
色鮮やかな照明によって照らされて熱気が凄い。
輝く、というよりは輝かせて頂くのである。
数多いるバンドマンの中で優劣はあるだろうけれど、それでもまあ、モテる。
色々と良い思いもした。
女の子のファンは菓子を作ってきてくれるし、2ショットの写真や握手も求められる。
チヤホヤされて勘違いしてしまうのである。
やがてバンドが解散すると私は振られた。
彼女が言うには「ギターを弾いている貴方が好きだったの」
ステージの魔法はいつの間にか溶けていたのである。
最後の恋はちょっとここでは書けない。
私の人生で一番長い付き合いだった。
あれから連絡も取っていないが、どういう脳のからくりか私の中では同志の様な気さえする。尊敬が残っている。
幸せであって欲しいと思う。
恋は始まり方も、そして終わり方もその数だけあるのだが得てして大事なのは終わり方ではなかろうか。
始まり方はどちらかといえば「今日から恋をする」というよりもいつの間にか始まっていることが多いが終わり方は違う。
自然消滅にしても別れを告げるにしても終わらせるのは、踏ん切りをつけるのは最後は自分自身だ。
諦めなければ終われない。
終わらせなければ諦められない。
さながら青年時代の夢の様である。
夢の続きが見つかった時、感動に震える様に次の恋に気がついた時に「ああ、また人を好きになれたのだ」と感慨深くなるのである。
心地よい春の風に乗って桜の花弁がひとひら、私の肩に落ちてくる。
それはまるで君の様だ。
❁.。.:✽:.。.✽.。.:*:.。.❁.。.:✽:.。.✽:.。.❁
プロフィール
名前:きいちゃん(キイチャン) [34才/スタッフ]
T178
肩書き:歩くデンモク
血液型:O型
前職:その他・メーカー法人営業
出身地:神奈川県
誕生日:7月1日
お酒・タバコ:弱い・吸う
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