Ⅱ-XCVII🐾眠るって擬似的な死で、何度でも生まれなおしてあなたと出会う。 - 黒姫/Ⅱnd Leader - ZeRoPhIlIA・ゼロフィリア - すすきのガールズバー
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Ⅱ-XCVII🐾眠るって擬似的な死で、何度でも生まれなおしてあなたと出会う。
2025年10月18日 12時37分
読んでくれてありがとうございます🐈⬛
ZeRoPhIlIAの黒姫です🐈⬛
前回のブログ
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グリム童話『いばら姫』
それでは「クリック?クラック!」
むかし、王さまとお妃さまがありました。
二人には子どもがおらず、
いつも「なんとか子どもが欲しいものだ」
と言いながら暮らしていました。
ところがあるとき、
お妃さまが水浴びをしていると、
蛙が一匹あらわれました。
そして、
「お妃さまの望みは叶うでしょう。
すぐにお姫さまがお生まれになりますよ」
と口をききました。
蛙の言った通り、
お妃さまは美しい女の子を産みました。
王さまは大いに喜んで、
大きなお祝いの宴会を
催すことにしました。
これには親戚も友達も顔見知りも
みんな呼ばれただけでなく、
神通力をもった賢女たちも呼ばれました。
しかし賢女たちはこの国に
十三人いましたが、
彼女たちの食事につかう黄金の皿は
十二枚しかないので、
一人は呼ばれませんでした。
立派な宴会が終わると、
賢女たちは赤ん坊のお姫さまに、
贈り物をしました。
一人めが美徳を、
二人めは美しさを、
三人目は富をという風に、
この世の望ましいものを
めいめい呪文を唱えて、
それぞれ贈りました。
こうして十一人が贈り物を終えたとき、
いきなり十三人めの賢女が
入ってきました。
一人だけ呼ばれなかったこの女は、
誰にも挨拶などせずに、
「お姫さまの運命は、
十五歳になると紡錘に刺されて
死ぬことになるだろう!」
と声を張り上げ、
そのまま大広間を
出て行ってしまいました。
あまりのことに皆が
恐れおののいていると、
十二人めの賢女が進み出ました。
彼女はまだ贈り物を
していませんでしたが、
さすがにこの不吉な呪いは取りのぞけず、
しかし和らげることはできるので、
「お姫さまは死ぬのではなく、
百年のあいだ死んだように眠り続ける」
と言いました。
王さまはお姫さまのために、
国じゅうの紡錘を焼いてしまうように
お触れをだしました。
さて、そのお姫さまですが、
賢女たちから贈られたものが
残らず現れて、
美しくて淑やかで親切で賢い、
誰もが可愛がらずにいられない
お姫さまになりました。
こうしてお姫さまが十五歳に
なった日のこと、
王さまとお妃さまがお出かけして、
お姫さまが一人でお留守番を
することになりました。
お姫さまはお城を歩き回って見物し、
やがて古い塔を見つけました。
せまい階段を上がり、
小さな戸を見つけて開けると、
そこには紡錘を手にした
おばあさんが一人座って、
麻をつむいでいました。
「おばあさん、こんにちは。
何をしているの?」
「糸をとっております」
お姫さまが声をかけると、
おばあさんはそう答えました。
お姫さまは初めて見る、
回っている紡錘に手をのばしました。
するといつかの呪いの言葉の通りに、
紡錘が指に、ちくりと刺さりました。
そのとたんに、
お姫さまはそばにあった
寝台にたおれこみ、
眠りに落ちてしまいました。
深い眠りはお城じゅうに広がって、
ちょうど帰ってきた王さまとお妃さまも、
宮中の人たちも、
馬も、犬も、鳩も、蠅も、
それどころか竈の火と焼肉も、
しくじった小僧をひっぱたこうとした
お料理番も、そのまま寝てしまいました。
風も眠ってしまい、
お城の周りでは葉っぱ一枚
動かなくなりました。
そんなお城の周りには茨が
生垣のように伸び始め、
日に日に高くなって、
とうとうお城が見えなくなるほど
覆ってしまいました。
眠っている美しいお姫さまの言い伝えが、
国じゅうに広がりました。
お姫様はいばら姫と名づけられ、
それを聞きつけた方々の王子たちが
やって来ましたが、
茨を抜けて無理矢理中に入ろうとしても
引っかかって、誰も上手くいかず、
中で動けなくなって
むごい死に方をするのでした。
そうして何年も何年も
経ったある日のこと、
一人の王子がこの国にやって来て、
おじいさんがいばら姫の伝説を
話しているのを耳にしました。
王子さまは、
「何を恐れることがあるだろう。
ひとつ行って、
その美しい姫に会ってこよう」
と言いました。
止めるおじいさんの話も、
王子さまは聞きませんでした。
しかしこの日、
ちょうど百年の年月が過ぎていて、
いばら姫が目を覚ますことに
なっている日が来ていたのです。
王子さまが茨の生垣にやって来ると、
そこには大きな花が一面に咲いていて、
ひとりでに道を開けました。
きず一つつかずに王子さまが中に入ると、
庭には馬や犬、
屋根には鳩、
台所にはお料理番が
小僧をひっぱたこうとした格好のまま、
下働きの女はにわとりの羽根をむしろうと
した姿のままで眠っていました。
奥へ入ってみると、
広間には家来たちが、
玉座の近くには王さまとお妃さまが
倒れて眠っていました。
そして王子さまが
最後にあの塔にやってくると、
そこにはいばら姫が横になって、
眠っていました。
姫があまりに美しいので、
王子は姫に口づけしました。
するとそのとたん、
いばら姫の目がぱっちりと開きました。
二人が連れ立って塔をおりると、
王さまが、お妃さまが、
家来たちが目を覚ましました。
庭では馬が、犬が、鳩が、
壁の蠅が目を覚まし、
台所の火と焼肉が燃え出し、
お料理番が小僧をひっぱたき、
下働きの女はにわとりの
羽根をむしりました。
王子さまといばら姫のご結婚式が、
立派にあげられました。
二人は生涯、
幸せに暮らしたということです。
それでは、
はつかねずみがやってきた。
はなしはおしまい。
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プロフィール
名前:黒姫/Ⅱnd Leader(クロキ) [21才]
T158
肩書き:Re:呪いか、罰か
血液型:AB型
前職:コンカフェ、スナック
お酒・タバコ:普通・吸う
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