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ついに、とうとう、やっぱり、結局、映画監督としての監督作品を2本しか残さず(残せず)、ゴジ、長谷川和彦は死んだのだ‼️

2026年02月02日 10時21分

今日2月2日(月)の早朝5時過ぎ。点けっぱなしのテレビから流れるTBSの『THE TIME,』の映像をふと観ると、スポーツ新聞の記事が映し出され、その画面左に「ジャーナリスト・落合信彦さん死去 」の記事。しかし画面右をよく観直すと「映画監督・長谷川和彦さん死去」の記事が‼️「マジか‼️ゴジ、死んだのか‼️」と思わず叫んでしまった。
 
ついに、とうとう、やっぱり、結局、映画監督としての監督作品を2本しか残さず(残せず)、ゴジ、長谷川和彦は死んだのだ‼️
 
詳しいプロフィール、作品歴、作品の内容、ご本人の数々のオモロイ逸話は、Wikipediaで読んで下さいね。↓
『長谷川和彦 - Wikipedia』 
 
私は1976年の長谷川和彦監督の映画『青春の殺人者』が心底大嫌いだった。個人的に1番大嫌いな日本映画だろう。特に前半の主人公演じる水谷豊が実父母を殺す場面が、とにかく冗漫でしつこくて、とても観るに耐えなかった。正直、私が18歳の初見の時(1985年に日本大学芸術学部の映像視聴ライブラリーで初めて観た)、途中で何度も視聴を止めようと思った。何とか最後まで観たが、とにかく実父母を殺す場面とその死体を何とかしてバレずに港に捨てるまでの場面があまりにも長くてしつこすぎるのだ。この作品の水谷豊もどうにも落ち着きが無いし、挙動不審すぎて私はダメだった。原田美枝子は当時はかなり魅力的な若手女優だったのだが、この作品ではその魅力も削がれてしまっていた。とにかく長谷川和彦監督の演出が下手すぎるのだ。しかし1976年のキネマ旬報ベストテンは第1位。作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、主演女優賞を総ナメにした。果たして『青春の殺人者』を今観たら、私はどう思い感じるのだろうか…? 
 
 
と、ここまで書くと、私が映画監督・長谷川和彦を大嫌いだと思うかもしれないが…1979年の長谷川和彦監督の映画『太陽を盗んだ男』は真逆で、実は私は個人的に1番大好きな日本映画なのだ。『太陽を盗んだ男』の初見は1983年10月6日。都立豊島高校2年生、まだ16歳の頃。地上波テレビのゴールデンタイムで堂々と初放送されていたのだ。初めて観た時の心を激しく揺さぶられた衝撃は、今でも決して忘れない。もはや良くも悪くもトラウマに近かった。
 
それ以降、専制君主的で暴力を振るう父親に怒り心頭して殺したくなったり、色々納得出来ずに大学や仕事を辞めたくなったり、恋愛が上手く行かずに相手を殺したくなったり、許せない誰かや世界中の人間を殺したくなったり、あるいは自分自身を殺したくなったりした時…つまり自分自身がどん底でネガティブな精神状態に陥った時に数年に1回、ビデオやDVDを借りて観たり、サブスクに入ってからは、1年に1回は必ず観ていた。『太陽を盗んだ男』を観る事で、どん底でネガティブな精神状態に陥り、後先考えずに危険な行動を起こしかねなかった自分自身を精神的に昇華させて来れたのだ。何度、私は映画『太陽を盗んだ男』に救われて来た事だろう。
 
ちなみに私の中で全く同じような存在の外国映画は、間違いなく1976年のマーティン・スコセッシ監督のアメリカ映画『タクシードライバー』だ。くしくも『太陽を盗んだ男』の原案・脚本は、レナード・シュレイダー。『タクシードライバー』の脚本は、ポール・シュレイダー。兄弟が脚本を書いているのだ。恐るべし、シュレイダー兄弟。
 
まあとは言え、長谷川和彦監督の『太陽を盗んだ男』の演出力は相変わらず下手な箇所はあるのだが『青春の殺人者』の時の冗漫さやしつこさが『太陽を盗んだ男』ではむしろプラスに働いているのだ。
 
沢田研二演じる主人公の中学校の理科教師が茨城県東海村の原発からプルトニウムを盗み、自宅アパートで原子爆弾を作り、それで日本政府を脅迫して様々な要求をして行く、という物語。まず自宅アパートで盗んだプルトニウムから様々な工程を経て、やがて原子爆弾を完成させるまでが、異常なまでに詳細に長く20分以上かけて描かれているのだが、これがメッチャ良いのだ。本当にこの工程通りで作れるのかどうかは判らないのだが、原子爆弾の作り方をここまで詳細に克明に描いた映画はまず他にないのではないだろうか…? 
 
あと、プルトニウムを盗む前に、沢田研二の主人公が担任として引率で乗っていた(社会科見学か修学旅行の)バスが、気が狂った武装老人(伊藤雄之助❣️)にバスジャックされ、そこへ駆け付けた菅原文太演じる山下警部の活躍で、武装老人は射殺され、何とか解決するまでの場面。まだ本題に入る前なのにやたら長いのだが、これもどうバスジャックの危機を乗り切るかが詳細に克明に描かれていて、またメッチャ良いのだ。まあ実は本題に入ってから、沢田研二の主人公の犯人と電話で交渉が出来る唯一の相手として、菅原文太演じる山下警部が沢田研二の犯人に選ばれる、という前振りの為の場面なのだが。
 
何だか自分自身の文章も冗漫でしつこくなって来たし、疲れて来たので、演出の下手で粗い箇所を列挙すると(笑)、主人公が東海村の原発からプルトニウムを盗む場面、警察の高層ビルに没収されてしまった原子爆弾を主人公が奪い返しに来る場面、奪い返した原爆と女性ラジオDJを乗せて主人公が逃走する車とそれを追跡する警察車両とのカーチェイスの場面。ヘリコプターにぶら下がった菅原文太の警部が、犯人の車に拳銃を撃った後、ヘリから飛び降りる場面。等々、結構重要な場面をあまりにも荒唐無稽に描き過ぎているのだが、なぜか私は、それも許せてしまうのだ。しかし今現在の映画やNetflixの連続ドラマなどでは、あんな荒唐無稽さは、絶対に許されないだろう。
 
最後に、日本武道館近くの科学技術館の屋上で、ついに沢田研二演じる主人公の犯人と菅原文太演じる山下警部が、改めて初めて犯人対警察として対峙する場面のセリフを記しておきたい。
 
沢田「この街はとっくに死んでいる。死んでしまっているものを殺して、何の罪になると言うんだ」
 
菅原「ふざけるな!お前のようなヤツに人を殺す権利などあるもんか!お前が殺していい、たった一人の人間はお前自身だ。お前が一番殺したがっている人間は、お前自身だ!!」
 
この菅原文太演じる山下警部のセリフは死ぬまで忘れられない。そして制作から47年経た今現在、現代にも通底する重大なセリフ、言葉だと強く思う。
 
まあこの後の、沢田研二に拳銃で撃たれ続ける菅原文太が、なかなか死なない場面もまたかなり荒唐無稽なのだが(笑)。
 
ありがとう。ゴジ。長谷川和彦監督。『太陽を盗んだ男』は、まだ死ぬまで時々観続けますよ。
 
『太陽を盗んだ男』Prime Video
 
 
あと最後に、脚本家・長谷川和彦の素晴らしい作品を是非ご紹介したい。
 
1974年の神代辰巳監督の映画
『青春の蹉跌』(東宝)
『宵待草』(日活)
 
1975年の久世光彦演出のTBSドラマ
3億円事件の犯人を沢田研二が演じた『悪魔のようなあいつ』
 







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名前ゴーゴン(ゴーゴン) [59才]
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肩書き:「月曜から夜ふかし」自撮り女装おじさん
血液型:O型
前職:フリーター・交通誘導警備員、コールセンターオペレーター、ヒモ、主夫、アダルトビデオ制作販売会社正社員、喫茶店店員、ホテル宴会場ウェイター(配膳人)、印刷工場作業員、葬儀屋作業員、新聞配達員、等。
出身地:東京都
誕生日:12月24日
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