キャバレーとは?キャバクラとの違いはショーの有無

キャバクラ

キャバレーとは、いったいどんなお店なのか?昭和の時代が全盛期だったため、平成生まれの20代や昭和生まれでも40代前半の人達は、キャバレーに行ったことがない人が多いのではないでしょうか。そこで今回は「キャバレーとは」を題材にして、キャバクラやクラブとの違いを比較しながら詳しく解説します。昭和の時代を振り返りながら、キャバレーの歴史についても紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

キャバレーとはショーやホステスとの会話を楽しむ場所

キャバレーとは、バンド演奏や歌手による歌謡ショーなどを見ながらホステスと楽しくお酒を飲む場所です。ホステスが在籍しているのでキャバクラやクラブと同じような感覚で認識している人が多いですが、低料金で本格的なショーを見ることができるのがキャバレー最大の醍醐味です。

ショーの開催は店舗によって異なりますが、30分に1回こまめにショーを披露する店舗もあれば一日2回の開催など様々。ショーのない時間帯は、テーブルに着いたホステスと会話を楽しみながらお酒を飲む時間です。

気に入ったホステスが居た場合は、指名することも可能。ホステスを口説きに行くもよし、ショーを楽しみに良くもよしで、キャバレーでの楽しみ方は人それぞれ違います。後ほどキャバレーの歴史について詳しく紹介していきますが、2021年現在キャバレーは全国的にもほとんど存在していないのが現状です。

時代に合った新しい形態の飲み屋が誕生するたびにキャバレーへの客足が鈍くなり、閉店に追い込まれていきました。そんな中でも今現在開店しているキャバレーもあるので、記事の最後で紹介します。

キャバクラやクラブとの違いを5点比較して説明

「キャバレーとは」について分かりやすく解説するために、キャバクラやクラブと比較しながら説明していきます。ちなみに、キャバクラの正式名称は「キャバレークラブ」であり、キャバレー+クラブ=キャバクラで、両者の良いとこどりを形態にしたのがキャバクラです。

キャバクラやクラブとの違い5点

  • サービスの違い|キャバレーは歌手や生バンドの演奏が楽しめる
  • 値段設定の違い|低料金で楽しめるのがキャバレーの魅力
  • キャストの違い|キャバレーのホステスは年齢層が幅広い
  • 店舗の広さの違い|ステージがある分、キャバレーは広々している
  • 雰囲気の違い|キャバレーは賑やかな雰囲気で気楽に飲める場所

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

サービスの違い|キャバレーは歌手や生バンドの演奏が楽しめる

キャバクラやクラブでも店内にステージを設けショーを開催している店舗はありますが、ごくわずかです。

キャバレーと言ったら「ショーを楽しむ場所」と言われるほど、本格的なショーを見ることができます。生バンドの演奏や歌手の歌謡ショー、芸人による漫談や漫才など多様なショーが楽しめます。

キャバレーが大流行した1960年~1970年代では、芸能人の大御所ビートたけしさんや北島三郎さんなどが、下積み時代にキャバレー回りをして生活費を捻出していたことは有名な話しです。

その他にも、泉ピン子さんや研ナオコさんなど大勢の芸能人が出演していました。現在では芸能界のトップに君臨しているような御方たちが、全盛期のキャバレーでショーを披露していたことを思うと、キャバレーの衰退を惜しむ人は多いでしょう。

本格的なショーが楽しめることからキャバレーに来店するのは男性客だけでなく、女性客が多いこともキャバクラやクラブとの違いです。また生バンドの演奏に合わせてホステスとダンスが踊れることも、キャバレーならではの楽しみ方です。

キャバレーに行ったらホステスとの会話を楽しみながら、ショータイムではダンスを踊ったり歌謡ショーを見るなど、キャバクラやクラブでは体験できない楽しみ方を味わいましょう。

値段設定の違い|低料金で楽しめるのがキャバレーの魅力

銀座の高級クラブでは、座って5万円なんて言われるほど超高級なクラブが多くあります。チャージやサービス料、ボトルやおつまみ代など一つ一つの料金を明確に提示していないのがクラブです。そのため、客層も料金を気にしない高所得者の人が多いのが特徴です。また会員制のクラブも多く一見さんお断りのため、常連さんに連れて行ってもらわないと入店できません。

キャバクラは、40分や60分でセット料金5,000円が相場です。しかし、指名や女の子のドリンク代、飲み放題以外のドリンクやボトル代などが加算されるとあっという間に3万円以上のお会計になります。高いシャンパンなどを注文すれば、高級クラブ並みのお会計で100万円使うお客さんもいます。

すなわち、キャバクラはセット料金だけで飲めれば安く済むシステムですが、女の子に飲ませたりボトルを入れるとクラブ並みの高額料金になるということです。安く飲むこともできるため、客層はサラリーマンから高所得者まで幅広いのが特徴です。

一方で、キャバレーは値段設定が明確にわかる「明朗会計」です。飲み放題食べ放題で、60分4,000円~5,000円が相場。ホステスへのドリンク代も無料で、ボトルキープなどのシステムがないため追加料金が一切なく、お会計を気にすることなく安心して飲めます。

値段設定がキャバクラよりも低く、尚且つショーが楽しめるところがキャバレーの魅力です。客層は学生やサラリーマンの他、昭和の時代を長く過ごした60代や70代なども多く来店しています。

キャストの違い|キャバレーのホステスは年齢層が幅広い

クラブに来店する客層は40代以上の経営者や会社役員などが多いため、在籍するホステスも客層に合わせて30代以上で質の高い接客スキルを持ち合わせているのが特徴です。服装に関しても、露出が少なめのロングドレスや着物姿で落ち着いた雰囲気の気品あふれる女性を演出しています。

キャバクラのキャストは18~20代前半の年齢が多く、若い女性が在籍しているのが特徴です。クラブと違い、露出の多いミニドレス姿で接客しています。また化粧やヘアスタイルも派手な傾向があり、落ち着いた雰囲気のクラブとは真逆なイメージです。

一方でキャバレーに在籍しているキャストはホステスと呼ばれており、様々な客層に対応できるように、20代~50代の幅広い年齢層を在籍させているところが特徴です。そのため全盛期の頃は、300人ものホステスを在籍させていたキャバレーが多くありました。

60分の時間制限の中で、キャストが数人入れ替わって接客するシステムになっています。お気に入りのホステスが見つかれば、指名することも可能です。指名料は1,000円程度が相場。客層に合ったホステスを着けることができるところも、キャバレーの魅力です。

店舗の広さの違い|ステージがある分、キャバレーは広々している

キャバクラやクラブの客席数はおおよそ30席程度が平均ですが、キャバレーは300もの客席数を持つ店舗が主流です。またステージを設けているため広々しているのが特徴で、ダンスフロアーを設けている店舗はさらに広いスペースがあり、お客さんが踊れるように設計されています。

キャバクラやクラブに行き慣れている人が初めてキャバレー行くと先ず、店舗の広さに驚くことでしょう。客席数だけでも、比べ物にならないほどの差があります。客席が300席用意されているにもかかわらず、全盛期の頃は連日入りきらないほどのお客さんが押し寄せて痛そうです。

雰囲気の違い|キャバレーは賑やかな雰囲気で気楽に飲める場所

クラブの内装はシックなカラーが多く大人な雰囲気で、ホステスも落ち着きのある女性が集まっているため、静かに飲みたいときに行きたくなる雰囲気です。キャバクラに関しては、煌びやかな内装で照明は明るく、ノリの良いキャピキャピした若いキャストが接客するので、盛り上がって飲みたいときに行きたくなる雰囲気があります。

しかしキャバクラもクラブも女の子へのドリンク料やサービス料などがお会計に加算されるシステムなので、値段を気にしながら飲んでいる人が多く気楽さがあるとは言えません。

一方でキャバレーは大衆向けとも言われている通り、賑やかな雰囲気で明朗会計なので気楽に飲めるところが魅力であり人気の理由です。また昭和の懐かしい時代を感じられる雰囲気も、キャバレーの魅力でもあります。

キャバレーができた歴史

1960年~1970年前半に大流行したキャバレーですが、時代の流れと共に飲み屋さんの形態が変化していき閉店が相次いだことから2021年現在では、ほぼキャバレーを見ることがなくなってしまいました。そこでキャバレーがどのようにして誕生したのかなどを知っていただくために、キャバレーの歴史を紹介したいと思います。

【日本のキャバレー史】

  • 1945年(昭和20年)太平洋戦争が終戦した年に進駐軍向けに東京の銀座にキャバレーがオープンしたのが始まりとされている。
  • 1960年(昭和35年)代にキャバレーが流行しだし、全国で次々と新店舗がオープンする。1964年(昭和39年)に東京オリンピックがあり、日本は高度経済成長期で、好景気に突入していた時代で毎日どこキャバレーも満員御礼の大盛況だった。
  • 1973年(昭和48年)に起きたオイルショックでは、夜の飲み屋への自粛が広まりお客さんが激減したため経営難となり、多くのキャバレーが閉店していった
  • 自粛ムードが緩和してきた1976年(昭和51年)頃からディスコブームが到来し、衰退していくキャバレーに追い打ちがかかる。
  • 続いて1985年(昭和60年)頃からキャバクラが流行りだし、新たな形態の飲み屋誕生に、ますますキャバレーの閉店が相次いでいくようになる。
  • 2018年(平成30年)1月には東京銀座で長年に渡り営業していたキャバレー「白いばら」が閉店した。
  • さらに2018年(平成30年)12月には、ハリウッド赤羽店・北千住店の2店舗が同時に閉店で、東京にキャバレーがなくなったと言われていましたが、2020年(令和2年)2月に東京歌舞伎町のキャバレー「ロータリー」の閉店があり、これで東京にはキャバレーの存在がなくなったとされています。

日本のキャバレー史を紹介してきましたが、キャバレーは1800年代にパリでオープンしたのが始まりです。パリのキャバレーは世界的にも有名で、近年でもパリへの旅行ツアーの中にはキャバレー体験が含まれており、観光名所にもなっています。

キャバレーはステージやダンスホールなどを設けなければならないため、広い店舗が必要な上に、ショーに出演する人達への報酬に加えホステスへの給料など、1つの店舗を営業し続けるには毎月莫大な経費が必要です。

時代の流れと共に衰退していってしまったキャバレーですが、大流行を巻き起こした夜の飲み屋として、昭和の文化の中で今後も語り継がれていくことでしょう。

キャバレーは今もある?名古屋や大阪で発見

近年、老舗キャバレーと言われていた「白いばら」や「ロータリー」などの閉店が相次ぎ、東京にはキャバレーが1店舗もなくなったとネットニュースなどで報じられました。

東京の大都会でキャバレーが存在しないのであれば、全国的にもないのでは?と思い探してみたところ、名古屋と大阪で発見することができました。

【名古屋のキャバレー】

  • キャバレー花園

キャバレー花園は、名古屋市に6店舗三重県桑名市に1店舗の全7店舗を展開しています。1976年(昭和51年)に名古屋でオープンし、現在では「老略男女問わず楽しめる、名古屋の名所。」と言われているほどの有名店です。

飲み放題食べ放題で40分3,000円~(時間帯によって料金が異なる)なので、とってもリーズナブルに楽しめるキャバレーです。

「キャバレー花園」の詳しい情報はこちら

【大阪のキャバレー】

  • ミス大阪
  • ザ・フレッシュ
  • グランドサロン十三

大阪では3件のキャバレーが見つかりました。創業83年の歴史をもつ老舗の「ミス大阪」、日本一安いがモットーの「ザ・フレッシュ」、関西最大級の大型キャバレー「グランドサロン十三」。3店舗とも昭和の雰囲気がそのまま残っており、キャバレーを堪能したい人におすすめの店舗です。

「ミス大阪」の詳しい情報はこちら

「ザ・フレッシュ」の詳しい情報はこちら

「グランドサロン十三」の詳しい情報はこちら

キャバレーとはショーありのキャバクラだった

昭和の時代に全盛期を迎えていたキャバレーは時代の変化と共に衰退していきましたが、低料金で本格的なショーを楽しめるところが最大の魅力であり、キャバクラとの大きな違いになります。名古屋と大阪には2021年現在でも昭和のキャバレーを楽しめる店舗がありますので、キャバレーでしか味わえない楽しさをぜひ体験してみてください。

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